「わかるシリーズ」セミナー

オブジェクト指向開発における上流工程のモデリング-要件定義の可視化-
に出席した(3時間30分程度あるけど無料という太っ腹セミナー)。


前半、課題分析の1手法であるCATWOE分析というのが紹介された。
アルファベットの各々は、C:Customers、A:Actors、T:Transformation Process、W:Weltanschauung(これだけ何故かドイツ語で、課題の解決を正当化する前提となる世界観・価値観の意)、O:Owners、E:Environmentとのこと。
CATWOE分析の意味としては、

  • Aは了承のもとで、Cのために、Eという条件のもとでT(in)をT(out)に変換する。
  • T(out)は、A、Oが考えているWという前提のもとで実現可能な状態である。
  • Wは、この基本定義を支える前提であり、関係者の意見の相違は、前提となるWの認識の違いから起こる。

うーん、なるほど。こういう分析方法もあるのかぁと、情けないけど感心する。
その他アナパタからデザパタまで盛りだくさんの内容(全く知らない方だと難しかったかもしれない)でしたが、結構わかりやすかったと思う。
セミナー後半の話題(オブジェクト指向導入ガイド)の中で、「議論のできる環境」が重要とのことが印象的(というかウン!ウン!と激しく同意)。
メンバが自立的で協調(コミュニケーション等)して作業すること(これはまさしくオブジェクト!?)が重要と言っていた。同感。同意。