書籍:「夢の守り人」を読み終わる(id:yo-taka:20080516)。

精霊の守り人」がチャグムの「闇の守り人」がバルサの話であるなら、「夢の守り人」はどちらかと言うとトロガイの話になるかのかな?「...夢は、身にあまるほどの大きな<魂>をもってしまった人間にゆるされた、たったひとつの自由に舞える空であり−...」というくだりが印象的。

人の世界とは別の世界で花をつけ実をむすぶ その<花>は、人の夢を必要としていた。一方、この世をはかなんでいる者は、花の世界で、永遠の夢を見つづけることを望んだ。いとしい者を花の夢から助けようと、逆に花のために魂を奪われ、人鬼と化すタンダ。タンダを命をかけて助けようとするトロガイとチャグム、そしてバルサ。人を想う心は輪廻のように循環する・・・
(書籍カバー表紙側折込みの作品紹介から全文引用)