書籍:「軍犬と世界の痛み」を読み終わる(id:yo-taka:20090317)。
エターナル・チャンピオンのフォン・ベック編。といっても他のチャンピオンとは一風異なり、現実的というか史実的。舞台は、ヨーロッパで30年戦争として知られる宗教戦争まっただ中。
他の登場人物(?)で、シリーズで馴染みがあるのはエリオッホ神のみかな。フォンベック自体は、不死でもなく、ずば抜けた力があるわけではない。普通の人間として描かれている。作中で、人の運命は人が決め、もがきながら手に入れていく事を基準に書かれている感じだ。
作者が冒頭で「知的な現実逃避」と書いているが、十分現実逃避ができた作品だった。