修身教授録

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修身教授録 (致知選書)

修身教授録 (致知選書)

七十代のはじめに、この書物で心を洗われた幸せを思う。生きるための原理原則を考え直し、晩年にそなえるために、これ以上の出会いはなかった。
奥深い真理が、実に平明に、ていねいに語られていて、おのずと心にしみてくる。よほど愛と謙虚さと使命感と責任感がなければ出来ないことだ。
「『慎独』とは結局、天が相手だ」
「志と野望はちがう」
「その人の生前における真実の深さに比例して、その人の精神は死後にも残る」
こういう言葉は、もはや学生ではなく、さまざまな職業の、三十代、四十代、五十代、六十代、七十代と、それぞれの年齢に応じて重く響くものがあるだろう。特に組織のなかに埋没しがちなサラリーマンにすすめたい。
小島直木
(本書内の推薦の言葉より)