書籍:「夢盗人の娘」を読み終わる(id:yo-taka:20080418)。

なる程、この巻からエルリックシリーズの後期3部作と言うのか...道理で以前の版では読んだことが無いわけだ。前半はフォン・ベック、中盤はエルリック、後半二人が共に、という構成で、史実を巧妙(?)に織り交ぜながら話を進めて行くあたりが面白い。また、呪われし者ゲイナーの始まり(?)というか切っ掛け(?)の話もあり、興味深かった。...そして、話が繋がった(id:yo-taka:20080417)。

第二次大戦前夜、白き肌とルビー色の瞳をもつフォン・ベック伯爵ウルリックの居城に、SS将校となった従兄のゲイナー公爵が訪ねてきた。ベック家に古より伝わる<黒の剣>レーヴンブランドをヒトラーに渡せというのだ。拒絶したウルリックはただちに収容所に連行され、拷問をうける。やがて反ナチ組織に属するウーナという娘の助けで脱走したウルリックは、敵の追撃をかわし、地下世界ムー・ウーリアへと逃れるが・・・・・
(書籍裏表紙の作品紹介から全文引用)