書籍:「白き狼の息子」を読み終わる(id:yo-taka:20080625)。
意外と読了に時間がかかった。一応エルリックシリーズの最終巻で、ウーナッハの視点で物語りが語られる。ウーナッハの時代はほぼ現代という感じ(携帯電話とか出てきたしね)で、ホークムーンの世界が主な舞台(微妙に違う世界のようで、ホークムーン自体は少ししか登場しない)。後期3部作は、エルリックではない人々(といっても血とか家系は繋がっている人々)の視点からの物語だった、とはいえこれでエルリックシリーズは終了らしい。

ウルリックとウーナ夫妻の家に五人の旧友が訪ねてきた。孫娘ウーナッハが特に気になったのは、なかでも祖父母にそっくりな真紅の瞳をもつ男だった。だが、やってきたのは友人ばかりではなかった。翌朝、散歩の帰り道、祖父母の宿敵ゲイナーとクロスターハイムに襲われた少女は、やむなく地下世界へと逃げ込む。かくてムー・ウーリア、ミレングルク、ホークムーンの暗黒帝国へと、ウーナッハの驚くべき冒険の旅が始まった!
(書籍裏表紙の作品紹介から全文引用)