母国は日本、祖国は台湾

12/10から読み始めていたのを読み終わる。

母国は日本、祖国は台湾―或る日本語族台湾人の告白 (シリーズ日本人の誇り 3)

母国は日本、祖国は台湾―或る日本語族台湾人の告白 (シリーズ日本人の誇り 3)

日本は、国体といって日本という国を守る為に多くの人が命を投げ出しました。護国の為に散っていった人たちが沢山いました。国に対する思いというのは、小さい頃からの教育に負うところが大きいのです。それに引き替え、今の日本人は、戦後骨抜きにされています。国の為に何かしようなどとは考えもせず、自分さえ良ければいい、自分が全て、という人間が多すぎます。
私は、日本教育を受けて日本式の考え方しか出来ません。軍国教育が良かったなどと言うつもりはありませんが、戦前の日本教育には素晴らしい面が沢山ありました。それを全部否定してしまっている戦後日本は、何かがおかしいと思うのです。
(書籍カバー折り返しの全文引用)

思うに、明治から昭和の終戦間際まで日本人としての考えや教育は、本国日本ではGHQの占領政策でほぼ消え去るように小さくなったが、台湾ではそのまま残、日本精神として受け継がれてきたのではないかと考える。台湾で存命の日本語族と呼ばれる方々のほうが、古き良き日本の姿を持っているのではないかと思う。